SSブログ

熊本地震唯一の行方不明者が発見! [命]

熊本地震で唯一の行方不明者であった大学生の大和晃さん(22)(熊本県阿蘇市)が発見されました。


-e1461021812410.jpg


これで地震による直接の死者は計50人になりました。


晃さんは本震が起きた4月16日未明、阿蘇大橋付近を車で走行中、土砂崩れに巻き込まれました。


be53b88a.jpg


県の捜索は5月1日に一旦打ち切られましたが、父卓也さん(58)と母忍さん(49)、兄翔吾(しょうご)さん(24)らは独自に捜索活動を続け、7月24日に阿蘇大橋の下流約400mで車体を発見したのです。


afr1608050011-p1.jpg


正に晃さんの事を思う執念がそうさせていたのでしょうね。


震災の後の過酷な環境に加え、この暑さの中での事です。本当に大変であったろうと思います。しかし子供を思う気持ちは、そんな過酷な条件ですら凌駕するものであったのかも知れません。


捜索再開から3日目の11日も、猛暑の中でご両親とお兄さんは、朝から崖上に立ち、時折双眼鏡をのぞき込みながら祈るように捜索を見守り続けたそうです。


wst1608110046-p1.jpg


車体が発見されても、捜索は日没まで延長されるほど長引き、父親の卓也さんの携帯電話に県の担当者から遺体収容の連絡が入ったのは午後5時20分頃であったと言います。


wu2016081207_50.jpg


20160812002_DAT_20160811225340001.jpg


遺体を乗せたヘリが現場を飛び立つと、卓也さんら3人は離れていくヘリに何度もおじぎを繰り返していたそうです。このときの様子を想像するだけでも涙が出てきます。


発見されたのが、正にお盆の時期です。晃さんを思うご両親とお兄さんの強い気持ちが晃さんの魂を呼び戻したのでしょうか?


遺体が、発見された後も直ぐには晃さんの遺体だと断定がつかず、県警がDNA鑑定を行い、ようやく晃さんの遺体だと断定されました。


4ヶ月にわたり、最愛の息子を捜し続けたご両親はこのようにコメントしています。


「やっと自分たちの時間が動き始める」

「この4カ月間、自分たちは時間が止まっているようだった」

「長い間寂しかっただろうけど、これで安心してくれと言いたい

「家族みんなの願いが今日かなった。晃に『お帰り、きつかったね、寂しかったね』と言ってあげたい」

残念な結果ではありましたが、晃さんが発見されて本当によかったですね。


日本全国で頻発する地震。今後30年間のどこかの時点で、震度6弱以上の大地震が起こる確率は80 %近いと言われています。


これから同じような事が誰の身にも降りかかる可能性があります。


突然、最愛の家族との別れがやって来るかも知れないのです。


この詩は、ノーマ コーネット マレック作の「最後だとわかっていたなら」と言う詩です。あの9.11の同時多発テロ以降話題になった詩です。今、つくづくこの詩の意味を考えさせられます。


あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように
祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて
抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう

あなたは言わなくても
分かってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたら
一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と
わたしは 伝えただろう

たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

そして わたしたちは 忘れないようにしたい

若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを

明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや 抱擁や キスをするための 
ほんのちょっとの時間を
どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと

だから 今日
あなたの大切な人たちを
しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも
いつまでも 大切な存在だということを
そっと伝えよう

「ごめんね」や「許してね」や
「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう そうすれば
もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから



スポンサーリンク






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。