リオ五輪、ゴルフ界の有力選手の辞退続出 [スポーツ]
1904年大会以来、112年ぶりに五輪復帰となったゴルフ界で、リオ五輪への有力選手の不参加が続出しています。
ゴルフの五輪復帰が決定したのは2009年のことだそうですが、帝王ジャックニクラウスやタイガーウッズらの国際オリンピック委員会への働きかけが実を結んだと言われています。
それなのに・・・・。本当に残念ですよね。
しかし世界的なスポーツの祭典である五輪に出場したくないスポーツ選手など恐らくいないでしょうから、やはり苦渋の決断をそれぞれの選手たちが下したということなのでしょうね。
そうなると責めることどできませんね。誰よりもゴルフ界を支えている選手たちが一番辛いでしょうね。
日本でもメダル候補の松山英樹選手が不参加を表明しました。
世界各国では世界ランク1位のデー選手や4位のマキロイ選手なども不参加を表明しています。
不参加の理由は、現在、ブラジルで蔓延しているジカ熱、過密な日程、ブラジルの治安に対する不安など。
個人的には治安の不安が一番大きいのではないかと思っています。
ブラジルはアフリカの国々についで世界で治安が悪い国と言われており、そのブラジルでもリオは飛びぬけて危ない町だということなのです。
国連がまとめた報告書によると、世界中で発生する殺人事件のうち1割はブラジルが占めるとか。
6月19日には、麻薬組織が五輪期間中の指定医療機関になる公立病院を大胆にも襲撃する事件が発生しています。
強盗・殺人は日常茶飯事になっており、五輪会場付近でも殺人事件が発生しています。
リオデジャネイロの犯罪率の高さは飛びぬけており、2010年、人口10万人に対する殺人事件の割合は日本の約30倍となっているそうなのです。(外務省 海外安全ホームページより)
日本でも、毎日のように殺人事件のニュースを目に、耳にしますが、その30倍と言うのですから、もはや想像のつかない世界です。
それほどまでに治安が悪いにはやはり理由があります。
リオデジャネイロ州は17日、「深刻な財政危機」に陥り、五輪とパラリンピック開催の「義務を果たすことができない」として非常事態を宣言しました。
税収の落ち込みが大きく、治安や保健、教育などの公共サービスの維持が困難になる可能性があると訴えているのです。
州政府は、非常事態宣言が世界的なイベントである五輪やパラリンピックを成功裏に導くために必要な手段と強調していますが、もう開催まで50日を切ると言うのに、一体どうなっているのでしょう?
通常、大規模な自然災害が発生した際に宣言される「非常事態」が財政危機を理由に宣言されるのは歴史上、初めてということです。
現に税収が極端に落ち込んだリオデジャネイロ州では、約190億レアル(約5700億円)の財政赤字状態で、今年に入り州職員に加え、警察官や教師らの給料を払えない状況が続いており、五輪会場への重要なアクセスとなる地下鉄の建設工事も大幅に完成が遅れているのです。
それでも地元紙グロボの調査結果によると、リオ市民の61%、リオ州住民の63%が五輪が成功すると考えているというのですから、どうにもその感覚が理解できません。
自国の財政難で賃金さえままならぬ国民が(それも州の職員です)存在していると言うのに、それを差し置いて、多額の費用のかかる五輪を誘致したのです。かなりの反発と不満が燻っているはずです。
少なからずそういう財政難が治安の悪化につながっていることは事実でしょう。
今更ですが、スポーツの祭典に、スポーツ選手がスポーツ以外の懸念材料で出場を辞退するなどあっていいものなのでしょうか?
自国の経済状況さえおぼつかないという中で、まず最優先にやらなくてはならないことが後回しとなり、五輪を誘致してしまった訳です。
世界で無差別なテロ行為が頻発している中で、治安がとても悪いと言われるリオでの五輪の開催、出場を躊躇する選手が出てきても不思議ではありませんし、国の代表とは言っても、国が命の補償までしてくれるわけではありません。
でも東京オリンピックは?と言えば、少なからず同様の意見もあると思います。
しかしもし、今回の五輪がもしリオではなく、東京であったのなら、ここまで出場を辞退するという選手は出てこなかったのでしょうね。。
でも2020年の五輪もテロなどの不安の残る中での開催ということになれば、同様に辞退者が数多く出てくるかもしれません。
一昔前の、純粋にスポーツだけの事を考えていた五輪、一昔前にはもう戻れないものなのでしょうか?
ゴルフの谷原選手は、現地の治安の悪さを不安視し、「身の危険を感じてまで行く気はしない」とコメントしていますが、やはりそのことが一番大きな要因なのではないかと思います。
とにかく、何事もなく、無事にリオ五輪が開幕し、選手が思う存分力を発揮し、そして何よりも選手たちが無事、各国に戻れることを願うばかりです。
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ゴルフの五輪復帰が決定したのは2009年のことだそうですが、帝王ジャックニクラウスやタイガーウッズらの国際オリンピック委員会への働きかけが実を結んだと言われています。
それなのに・・・・。本当に残念ですよね。
しかし世界的なスポーツの祭典である五輪に出場したくないスポーツ選手など恐らくいないでしょうから、やはり苦渋の決断をそれぞれの選手たちが下したということなのでしょうね。
そうなると責めることどできませんね。誰よりもゴルフ界を支えている選手たちが一番辛いでしょうね。
日本でもメダル候補の松山英樹選手が不参加を表明しました。
世界各国では世界ランク1位のデー選手や4位のマキロイ選手なども不参加を表明しています。
不参加の理由は、現在、ブラジルで蔓延しているジカ熱、過密な日程、ブラジルの治安に対する不安など。
個人的には治安の不安が一番大きいのではないかと思っています。
ブラジルはアフリカの国々についで世界で治安が悪い国と言われており、そのブラジルでもリオは飛びぬけて危ない町だということなのです。
国連がまとめた報告書によると、世界中で発生する殺人事件のうち1割はブラジルが占めるとか。
6月19日には、麻薬組織が五輪期間中の指定医療機関になる公立病院を大胆にも襲撃する事件が発生しています。
強盗・殺人は日常茶飯事になっており、五輪会場付近でも殺人事件が発生しています。
リオデジャネイロの犯罪率の高さは飛びぬけており、2010年、人口10万人に対する殺人事件の割合は日本の約30倍となっているそうなのです。(外務省 海外安全ホームページより)
日本でも、毎日のように殺人事件のニュースを目に、耳にしますが、その30倍と言うのですから、もはや想像のつかない世界です。
それほどまでに治安が悪いにはやはり理由があります。
リオデジャネイロ州は17日、「深刻な財政危機」に陥り、五輪とパラリンピック開催の「義務を果たすことができない」として非常事態を宣言しました。
税収の落ち込みが大きく、治安や保健、教育などの公共サービスの維持が困難になる可能性があると訴えているのです。
州政府は、非常事態宣言が世界的なイベントである五輪やパラリンピックを成功裏に導くために必要な手段と強調していますが、もう開催まで50日を切ると言うのに、一体どうなっているのでしょう?
通常、大規模な自然災害が発生した際に宣言される「非常事態」が財政危機を理由に宣言されるのは歴史上、初めてということです。
現に税収が極端に落ち込んだリオデジャネイロ州では、約190億レアル(約5700億円)の財政赤字状態で、今年に入り州職員に加え、警察官や教師らの給料を払えない状況が続いており、五輪会場への重要なアクセスとなる地下鉄の建設工事も大幅に完成が遅れているのです。
それでも地元紙グロボの調査結果によると、リオ市民の61%、リオ州住民の63%が五輪が成功すると考えているというのですから、どうにもその感覚が理解できません。
自国の財政難で賃金さえままならぬ国民が(それも州の職員です)存在していると言うのに、それを差し置いて、多額の費用のかかる五輪を誘致したのです。かなりの反発と不満が燻っているはずです。
少なからずそういう財政難が治安の悪化につながっていることは事実でしょう。
今更ですが、スポーツの祭典に、スポーツ選手がスポーツ以外の懸念材料で出場を辞退するなどあっていいものなのでしょうか?
自国の経済状況さえおぼつかないという中で、まず最優先にやらなくてはならないことが後回しとなり、五輪を誘致してしまった訳です。
世界で無差別なテロ行為が頻発している中で、治安がとても悪いと言われるリオでの五輪の開催、出場を躊躇する選手が出てきても不思議ではありませんし、国の代表とは言っても、国が命の補償までしてくれるわけではありません。
でも東京オリンピックは?と言えば、少なからず同様の意見もあると思います。
しかしもし、今回の五輪がもしリオではなく、東京であったのなら、ここまで出場を辞退するという選手は出てこなかったのでしょうね。。
でも2020年の五輪もテロなどの不安の残る中での開催ということになれば、同様に辞退者が数多く出てくるかもしれません。
一昔前の、純粋にスポーツだけの事を考えていた五輪、一昔前にはもう戻れないものなのでしょうか?
ゴルフの谷原選手は、現地の治安の悪さを不安視し、「身の危険を感じてまで行く気はしない」とコメントしていますが、やはりそのことが一番大きな要因なのではないかと思います。
とにかく、何事もなく、無事にリオ五輪が開幕し、選手が思う存分力を発揮し、そして何よりも選手たちが無事、各国に戻れることを願うばかりです。
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タグ:リオ五輪 辞退
2016-07-05 05:42
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