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北の湖理事長の九州場所中の訃報に悲しみの声多数。 [訃報]

北の怪童と呼ばれた昭和の大横綱、北の湖理事長の大相撲九州場所中の訃報に相撲界だけならず、芸能界にも大きなショックが走りました。


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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E3%81%AE%E...より引用


直腸がん。62歳のあまりにも早すぎる訃報に悲しみの声が途切れません。還暦の土俵入りをしてまだ2年しか経過していません。


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http://noball-nolife.jugem.jp/?month=201306より引用


今朝の朝刊配達の仕事の時に、朝一番に届いた新聞の一面を見た時に、本当に驚きました。


先日、貧血で入院と言うニュースを何かで見かけた直後でしたから。


貧血=訃報に繋がるなんてあまり考えませんませんからね。大したことはないと思って気にも留めていませんでした。


先日の横綱白鵬の猫だましに苦言を呈していましたから、相変わらずだなと思っていた矢先のことでしたので尚更驚きました。


北の湖敏光、本当に強い横綱でした。


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http://kinkansnews.jugem.jp/?eid=1570より引用


優勝回数で言えば24回と歴代5位ですが、まさに「憎らしいほど強かった」横綱でした。


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http://mainichi.jp/graph/2015/11/21/20151121k0000m...より引用


無愛想であまり笑顔も見た記憶がありませんでしたから、そんな雰囲気も手伝い、当時は本当に憎らしい程、そして恐い程強かったと、僕自身もそう記憶しています。


このように表現したら怒られるかもしれませんが、そういう意味では白鵬や鶴竜、日馬富士等の今の横綱達とは比べ物にならない位の迫力があったのではないでしょうか?


子どもの好きな物の例えでよく言われていた「巨人大鵬卵焼き」を嫌いなものとしてもじった「江川ピーマン北の湖」とはよく言ったものでした(笑)。


それほど無敵な横綱だったわけです。


特に、もう一人の横綱輪島との横綱対決は本当に迫力がありました。


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http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/sports/ospo...より引用


1985年、32歳で引退するまで横綱在位は10年4カ月にも及び、63場所は史上1位です。


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http://news.biglobe.ne.jp/sports/1120/jjp_151120_8...より引用


そういう功績が認められ、大鵬に次ぎ、二人目の「一代年寄り」が認められました。


「一代年寄り」とは相撲界に多大な功績があった人物に対して贈られる、該当者一代限りの年寄株のことです。


ところで初めて知りましたが、北の湖理事長は、何と中学生の時に初土俵を踏み、15歳9カ月で幕下昇進、17歳11カ月で新十両昇進、18歳7カ月で新入幕しているんですね。


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http://togetter.com/li/656975?page=5より引用


当時は中学生力士なんて言うのも認められていたのですね。驚きました。


そして21歳2カ月、最年少で横綱に昇進しています。


北の湖理事長の得意技は4つ相撲からの投げや寄りでしたが、今回白鵬に苦言を呈した猫だましのような技は確かに見た記憶はありません。


正面から受けて立つ横綱相撲に強いこだわりがあったのですね。


当時は北の湖に対して「負けろ」というヤジも飛んでいたほどの強い横綱だったわけですが、「横綱は頑張れと言われたらおしまいですから」と何とも憎たらしいコメントで返しています(笑)。


現役時代の北の湖関に対する印象は、強い、恐い、ふてぶてしい、憎らしいなど悪評が先行する位の強さだったわけですが、実際はそうではなかったようです。


何事にも律儀で義理堅く、実父と師匠が1日違いで亡くなった時には「師匠は自分にとっては親以上である」として師匠の葬儀に参列、また注射嫌いで有名だったのに献血には率先して参加したなんて言うエピソードもあります。


インタビューでは口数が少なく、笑顔もあまり見せませんでしたが、近所の人に言わせれば、挨拶するとちゃんと返してくれるなど気さくな印象なんですね。子供と一緒にいる時の笑顔なんて最高ですよね(笑)、


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http://mainichi.jp/shimen/news/20151121ddm03505016...より引用


本当に強いだけで、ふてぶてしくて怖くて憎らしい性格であれば、北の湖理事長の訃報にこれだけ多くの悲しみの声が上がるはずはありませんよね。


芸能界とは無縁のような気がしていましたが、芸能界からもお悔やみの声が続々と集まっているとのことですから、正に心技体の揃った昭和の大横綱だったわけですね。


でもそれだけに相撲界のショックははかり知れませんね。


第68代横綱の朝青龍のツイッターでの「悲し涙が止まらない」。まさに相撲界の今の気持ちを代弁しているようです。


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151120-0000053...より引用


相撲界も八百長問題や賭博問題など、ファン離れが加速した時期もありましたが、相撲人気回復に向けて精力的に活動もしていたようです。


ようやく相撲人気も回復してきました。そんな矢先だけに本当に悔やまれてなりません。


心よりご冥福をお祈り申し上げます。



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