新国立競技場の建設問題。偽りばかり。今後も不安。 [東京五輪問題]
新国立競技場の建設問題、次から次に出てくるのは偽りばかりです。今後の行方に未だに明るい光が見えず、不安が募ります。
一旦、白紙に戻った2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場である新国立競技場の建設問題。
日本スポーツ振興センター(JSC)が今年の1~2月上旬に工事を請け負う予定だったゼネコンから概算の工事費が3000億円を超えるという試算の報告を受けていたにも関わらず、2100億円程度で済むと文科省に報告をしていました。
先日はJSC有識者会議の座長を務めた安藤忠雄氏が7月16日に行った会見で「コストの議論にはなっていない。2520億円・・・私も聞きたい」等と発言をしていましたが、議事録では「コストも検討した上で選んだ」と発言されていたことが記録されていました。
※http://www.asahi.com/articles/photo/AS201507160015...より引用
そして安藤氏がハディド氏の案を選び了承された会合の議事録では五輪組織委員会会長の森喜朗氏の発言など重要な情報が黒塗りされていたり、削除してある部分もあったらしいのです。
※http://bylines.news.yahoo.co.jp/masakiikegami/2015...より引用
削除されていた部分はハディド氏の案に対し「宇宙から何かがおりてきたという感じ」という行の部分や、3位になった作品に対して「カキフライのフライのないカキか、生ガキがいるっていう感じ」と言う行りの部分、「コックスさん(2位の作品)の、絵だけみればコックスの方がグッと近づいてくる感じは致します」と言う行。
要は森氏のデザイン評価の部分ですね。
削除したことについてJSC広報室は「議論のポイントではないと判断した」と釈明していますが、デザインを決定する会合で、組織委員会の会長である森氏のデザイン評価の部分が「議論のポイントではない」と言うのはどう考えてもおかしな話です。
一般国民にはもう「何が正しい情報なのか」がわからないようになってきています。費用の面でもあまりにも数字が多すぎて。ましてやそこに偽りの数字が含まれているのですから。
今回の新国立競技場の建設問題に関する第三者検証委員会のメンバーの方の談。
「民間では考えられない。思考不能ですよ。なぜこのような異常な考え方が起きるのか」。
まさにそう思います。
そして新たに浮上してきた自民党の提言「ゼロ・オプション」、国立競技場を新たに建設をしないと言う案です。
「現在のわが国の財政状況を考えれば、五輪といえども無駄なコストをかけるわけにはいかない」として陸上競技やサッカーなどは駒沢陸上競技場(東京都世田谷区)といった既存施設で代替し、開会式や閉会式は競技場以外での実施をしてはどうかと言う案です。
白紙撤回とした以上、確かにこの案もありだと思いますが、それなら何故、始めにこういう議論がなされなかったのかという憤りを禁じ得ないのは僕だけでしょうか?我が国の財政状況を一番よく知っているのは他ならぬ政治家の方たちなのですから。
既にこれだけ世間を騒がせ、国民感情を巻き込んで泥沼化した建設問題。もう既に60億強のお金がムダ金になったと言うではありませんか?
現在のわが国の財政状況を考えたときに、国民はこの60億強のムダ金に対して気持ちをどのように納得させればいいのでしょう?
確かに4年に1回の世界的なイベントであるオリンピックを自国で開催するのは、素人目にみても大変なことだと思います。各方面の調整も素人が考える程簡単ではないでしょう。
そのことに対しては理解もできます。しかしこのように次から次に辻褄の合わない事ばかりが出てくると、国民感情としては感情の落とし所が見つかりませんよね。
これだけの大きな事業です。様々な業界に大きな影響を及ぼすはずです。方向性によっては業界の勢力図が塗りかえられたり、浮き沈みも出てくるでしょう。生活が一変する方もいるでしょう。
新国立競技場の建設問題の方向性がしっかりと決まらなければ、それに振り回される人たちがたくさん出てきます。
もうそろそろ、前向きな確定情報を発信してほしいと願うばかりです。
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一旦、白紙に戻った2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場である新国立競技場の建設問題。
日本スポーツ振興センター(JSC)が今年の1~2月上旬に工事を請け負う予定だったゼネコンから概算の工事費が3000億円を超えるという試算の報告を受けていたにも関わらず、2100億円程度で済むと文科省に報告をしていました。
先日はJSC有識者会議の座長を務めた安藤忠雄氏が7月16日に行った会見で「コストの議論にはなっていない。2520億円・・・私も聞きたい」等と発言をしていましたが、議事録では「コストも検討した上で選んだ」と発言されていたことが記録されていました。
※http://www.asahi.com/articles/photo/AS201507160015...より引用
そして安藤氏がハディド氏の案を選び了承された会合の議事録では五輪組織委員会会長の森喜朗氏の発言など重要な情報が黒塗りされていたり、削除してある部分もあったらしいのです。
※http://bylines.news.yahoo.co.jp/masakiikegami/2015...より引用
削除されていた部分はハディド氏の案に対し「宇宙から何かがおりてきたという感じ」という行の部分や、3位になった作品に対して「カキフライのフライのないカキか、生ガキがいるっていう感じ」と言う行りの部分、「コックスさん(2位の作品)の、絵だけみればコックスの方がグッと近づいてくる感じは致します」と言う行。
要は森氏のデザイン評価の部分ですね。
削除したことについてJSC広報室は「議論のポイントではないと判断した」と釈明していますが、デザインを決定する会合で、組織委員会の会長である森氏のデザイン評価の部分が「議論のポイントではない」と言うのはどう考えてもおかしな話です。
一般国民にはもう「何が正しい情報なのか」がわからないようになってきています。費用の面でもあまりにも数字が多すぎて。ましてやそこに偽りの数字が含まれているのですから。
今回の新国立競技場の建設問題に関する第三者検証委員会のメンバーの方の談。
「民間では考えられない。思考不能ですよ。なぜこのような異常な考え方が起きるのか」。
まさにそう思います。
そして新たに浮上してきた自民党の提言「ゼロ・オプション」、国立競技場を新たに建設をしないと言う案です。
「現在のわが国の財政状況を考えれば、五輪といえども無駄なコストをかけるわけにはいかない」として陸上競技やサッカーなどは駒沢陸上競技場(東京都世田谷区)といった既存施設で代替し、開会式や閉会式は競技場以外での実施をしてはどうかと言う案です。
白紙撤回とした以上、確かにこの案もありだと思いますが、それなら何故、始めにこういう議論がなされなかったのかという憤りを禁じ得ないのは僕だけでしょうか?我が国の財政状況を一番よく知っているのは他ならぬ政治家の方たちなのですから。
既にこれだけ世間を騒がせ、国民感情を巻き込んで泥沼化した建設問題。もう既に60億強のお金がムダ金になったと言うではありませんか?
現在のわが国の財政状況を考えたときに、国民はこの60億強のムダ金に対して気持ちをどのように納得させればいいのでしょう?
確かに4年に1回の世界的なイベントであるオリンピックを自国で開催するのは、素人目にみても大変なことだと思います。各方面の調整も素人が考える程簡単ではないでしょう。
そのことに対しては理解もできます。しかしこのように次から次に辻褄の合わない事ばかりが出てくると、国民感情としては感情の落とし所が見つかりませんよね。
これだけの大きな事業です。様々な業界に大きな影響を及ぼすはずです。方向性によっては業界の勢力図が塗りかえられたり、浮き沈みも出てくるでしょう。生活が一変する方もいるでしょう。
新国立競技場の建設問題の方向性がしっかりと決まらなければ、それに振り回される人たちがたくさん出てきます。
もうそろそろ、前向きな確定情報を発信してほしいと願うばかりです。
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タグ:新国立競技場 問題
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