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新国立競技場の見直し案、座席数常設で8万人が条件。 [東京五輪問題]

新国立競技場の見直しを受けて、新たに国際コンペを行うに当たり、座席数を常設で8万人にすることを一つの条件として募集をすることになったようです。

確か予算を少しでも削減するために当初は一部は常設とせず、オリンピック終了後には撤去し、規模を縮小するという案が取られていたと思いますが、今回は全てが常設のようです。

8万人にこだわる理由はもちろん、東京オリンピック後に行われるサッカーワールドカップ招致のためで、決勝戦を行うための条件が8万人以上を収容できるスタジアムということなんですね。

でも予算は、本当に大丈夫なのでしょうか?今回は設計と施工を一括で発注するそうですから、今回のような失態はないかと思いますが。果たして大幅な削減が叶うのでしょうか。

でも一方で陸上の為末さんが指摘されていた問題はどうなったのかなと気になっています。

それは「サブトラック」がないという問題

陸上の主要国際大会を開くには、ウォーミングアップ用のサブトラックが必要になりますが、東京オリンピック・パラリンピックの時は明治神宮外苑の軟式野球場に仮設でサブトラックを作り、大会終了後には撤去されるらしいのです。


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http://ameblo.jp/mori-arch-econo/entry-11956314326...より引用


しかし常設のサブトラックがなければ、「第3種公認競技場」の認定しか得られず、世界陸上はおろか、「第1種公認」が必要な日本選手権も開催できないとのこと。

平成25年の11月の新国立競技場基本設計条件(案):(日本スポーツ振興センター)の「新国立競技場に求める姿」という項目には「開閉式の屋根や、ラグビー、サッカー及び陸上いずれの競技の開催においても、競技者と観客に一体感が生まれる観覧席を備えた、快適で臨場感あふれるスタジアムを目指す」とあります。

また収容人数の項目にも「新国立競技場は今後50年100年使っていく計画であり、毎年開催されるサッカー日本代表戦やコンサートの開催FIFAワールドカップや世界陸上等大規模大会の招致が想定されること」などの一文があります。

もちろんこれだけ揉めている問題ですから、状況も大きく変わっていることとは思いますが、為末さんの指摘する主要国際大会を開催する条件である「サブトラック」が常設されないなんて言うことがあるのでしょうか?

座席数8万人分を常設するというとそれなりのスペースが必要になりますが、陸上の「サブトラック」が常設されないと言うことと無関係とも思えません。どちらもそれなりのスペースを必要とするわけですからね。本当にどうなっているのでしょうね?


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http://prettyradio.blog.fc2.com/より引用


現在舛添要一知事がツイッターを通しての政府批判がスゴイようですが、「財務、国交、総務省、都庁、ゼネコン、設計会社、建築家、企業経営者、アスリート、文化人などが参加し、国民を巻き込む議論が必要だ」とし、情報公開をしながら、オールジャパン体制で合意形成を図るべきだと提言した。」言っていますね。

これまでのような誤解や食い違いのないようにするためにも賛成ですね。勿論最終的には誰かの責任と権限を持って決定をしなくてはなりません。満場一致と言うのもなかなか難しいとは思いますからね。

安倍総理が今回の白紙撤回に関して「誰に責任があるとかそもそも論を申し上げるつもりはない」と言っていましたね。

でも今回のこの問題に関しては責任の所在はハッキリさせておかないと、大きな遺恨を残すことになると思います。国民感情として納得できませんよね。



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