全日空機に爆発音?緊急着陸、乗客の命は? [ニュースネタ]
昨日、29日の夕方、午後5時25分頃、乗客387人を乗せた機内に緊張が走りました。
全日空機が離陸して間もない空港に引き返し、緊急着陸しました。乗客の命は全員無事でした。
問題が発生したのは、全日空264便(ボーイング777-200型)。福岡→羽田便です。
※http://mainichi.jp/select/news/20151130k0000m04004...より引用
乗員乗客387人を乗せた飛行機です。
通常、旅客機は高度10000m(33000フィート)が最高の飛行高度のようですから、おおよそ20分前後でその高度に達すると思われます。
今回のトラブルで20分後に離陸した福岡空港に緊急着陸したというのですから、まだ最高高度に達する前に、トラブルが発生し、引き返すことになったようです。
乗客の証言でも「離陸して5、6分ぐらいでドンドンと音がして衝撃がきた」と言うことですから、正に機体が斜めに上昇しているときの機体トラブルだった訳です。
一般的なジェット旅客機の場合、1秒間に15m~20m上昇するそうです。これは 上り勾配30°の道路を130km/hで駆け上るのとほぼ同じ上昇率といいますからかなりのものです。
その途中で左翼側で「爆発音を聞いた」「火炎を見た」などと証言している人もいるそうですから
恐かったでしょうね。かなりのパニックに陥ったのではないでしょうか?
全日空によると、同機は左右の翼に一つずつエンジンがあり、左エンジンの排気熱が異常に高まったことを示すランプが点灯したため、機長が左エンジンを停止し、右エンジンだけで引き返したそうなのです。
初めての知りましたが、飛行機は通常一つのエンジンだけども一時間以上は飛んでいられるようにできているそうですね。
でもそのようなこと、きっとを知らない人も多いですよね。そもそも鉄の塊が空を飛んでいること自体不思議に思っているという人も多いのですから(笑)。
緊急着陸により福岡空港は6分間閉鎖され、後続の発着便20本に遅れが出たとのこと。
乗客の証言は以下の通り。
「『ドン』という爆発音の後、左翼付近から一瞬炎みたいなものが見えた。機体が燃えてしまうのではないかと思い、怖かった」。
「離陸して5、6分ぐらいでドンドンと音がして衝撃がきた。機体が不安定に揺れ、ただごとではないと思った」
本当に生々しい証言です。
よく飛行機事故は、車の事故より確率が低い、安全な乗り物などと聞きます。
確かに統計上でいくとそうなのかもしれませんね。
でも交通事故の場合、生存も十分考えられますが、墜落事故は=死をどうしても連想させられます。
日本の民間航空会社では、29年前の日航ジャンボ機墜落事故以降、飛行機事故による死者は一人も出ていません。
それだけ機体の安全性とパイロットの質が高いと言うことなのでしょうか。
この飛行機の機長さんは今回のようなトラブルに実際に遭遇したことはあったのでしょうか?
パイロットは通常、二つのタイプのシミュレータ訓練を受けるそうです。
※http://www.aviationwire.jp/archives/4971より引用
※http://fso-sol.com/より引用
一つは、何のトラブルが発生するかシナリオが決まっている定期訓練。
もう一つは、全く知らされずに実運航を模擬して同時に複数のトラブルシューティングを行うLOFT訓練です。
※http://youhavecontrol.blogspot.com/2015/05/blog-po...より引用
殆ど航空機事故が発生していないと言うことは、実際のトラブルを経験したパイロットも少ないと言うことになりますね。
もし今回の機長さんもそうであったのなら、訓練通りの対応で、今回の事故を乗りきったことになるわけです。
パイロットに求められる資質や技量は半端なものではありませんね。
通常、航空会社のパイロットになるためには、定期運送用操縦士の資格を取得することが必要になります。
取得には飛行訓練が必要なため、航空大学校か航空会社の自社パイロット養成コースに就職して資格を取得することが一般的だそうです。
ちなみに平成24年度の航空大学校入学試験では、受験者350名に対して最終合格者が36名、倍率は約9.9倍と発表されています。
結構高い倍率ですね。
航空会社の自社養成パイロット採用試験の正確な合格率は発表されていませんが、非常に倍率が高いことで知られています。年によっては100倍以上の高倍率になることもあるようです。合格率にすると1%以下となります。
こちらも難関です。
パイロットを夢見る子供は多いですが、現実はかなり狭き門のようです。
今回のような事故が発生した時も、冷静に、日ごろの訓練通りにしっかりとした対応が出来る能力を求められるわけですから、おのずと狭き門になっていくのでしょうね。
それにしても今回の事故、初め目にした時、一瞬「テロか?」と思ってしまいました。
今回の事故に関して、調査中と言うことですが、爆発があったということですから、しっかりと原因解明を急いでほしいものです。
全員が無事で本当によかったです。
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全日空機が離陸して間もない空港に引き返し、緊急着陸しました。乗客の命は全員無事でした。
問題が発生したのは、全日空264便(ボーイング777-200型)。福岡→羽田便です。
※http://mainichi.jp/select/news/20151130k0000m04004...より引用
乗員乗客387人を乗せた飛行機です。
通常、旅客機は高度10000m(33000フィート)が最高の飛行高度のようですから、おおよそ20分前後でその高度に達すると思われます。
今回のトラブルで20分後に離陸した福岡空港に緊急着陸したというのですから、まだ最高高度に達する前に、トラブルが発生し、引き返すことになったようです。
乗客の証言でも「離陸して5、6分ぐらいでドンドンと音がして衝撃がきた」と言うことですから、正に機体が斜めに上昇しているときの機体トラブルだった訳です。
一般的なジェット旅客機の場合、1秒間に15m~20m上昇するそうです。これは 上り勾配30°の道路を130km/hで駆け上るのとほぼ同じ上昇率といいますからかなりのものです。
その途中で左翼側で「爆発音を聞いた」「火炎を見た」などと証言している人もいるそうですから
恐かったでしょうね。かなりのパニックに陥ったのではないでしょうか?
全日空によると、同機は左右の翼に一つずつエンジンがあり、左エンジンの排気熱が異常に高まったことを示すランプが点灯したため、機長が左エンジンを停止し、右エンジンだけで引き返したそうなのです。
初めての知りましたが、飛行機は通常一つのエンジンだけども一時間以上は飛んでいられるようにできているそうですね。
でもそのようなこと、きっとを知らない人も多いですよね。そもそも鉄の塊が空を飛んでいること自体不思議に思っているという人も多いのですから(笑)。
緊急着陸により福岡空港は6分間閉鎖され、後続の発着便20本に遅れが出たとのこと。
乗客の証言は以下の通り。
「『ドン』という爆発音の後、左翼付近から一瞬炎みたいなものが見えた。機体が燃えてしまうのではないかと思い、怖かった」。
「離陸して5、6分ぐらいでドンドンと音がして衝撃がきた。機体が不安定に揺れ、ただごとではないと思った」
本当に生々しい証言です。
よく飛行機事故は、車の事故より確率が低い、安全な乗り物などと聞きます。
確かに統計上でいくとそうなのかもしれませんね。
でも交通事故の場合、生存も十分考えられますが、墜落事故は=死をどうしても連想させられます。
日本の民間航空会社では、29年前の日航ジャンボ機墜落事故以降、飛行機事故による死者は一人も出ていません。
それだけ機体の安全性とパイロットの質が高いと言うことなのでしょうか。
この飛行機の機長さんは今回のようなトラブルに実際に遭遇したことはあったのでしょうか?
パイロットは通常、二つのタイプのシミュレータ訓練を受けるそうです。
※http://www.aviationwire.jp/archives/4971より引用
※http://fso-sol.com/より引用
一つは、何のトラブルが発生するかシナリオが決まっている定期訓練。
もう一つは、全く知らされずに実運航を模擬して同時に複数のトラブルシューティングを行うLOFT訓練です。
※http://youhavecontrol.blogspot.com/2015/05/blog-po...より引用
殆ど航空機事故が発生していないと言うことは、実際のトラブルを経験したパイロットも少ないと言うことになりますね。
もし今回の機長さんもそうであったのなら、訓練通りの対応で、今回の事故を乗りきったことになるわけです。
パイロットに求められる資質や技量は半端なものではありませんね。
通常、航空会社のパイロットになるためには、定期運送用操縦士の資格を取得することが必要になります。
取得には飛行訓練が必要なため、航空大学校か航空会社の自社パイロット養成コースに就職して資格を取得することが一般的だそうです。
ちなみに平成24年度の航空大学校入学試験では、受験者350名に対して最終合格者が36名、倍率は約9.9倍と発表されています。
結構高い倍率ですね。
航空会社の自社養成パイロット採用試験の正確な合格率は発表されていませんが、非常に倍率が高いことで知られています。年によっては100倍以上の高倍率になることもあるようです。合格率にすると1%以下となります。
こちらも難関です。
パイロットを夢見る子供は多いですが、現実はかなり狭き門のようです。
今回のような事故が発生した時も、冷静に、日ごろの訓練通りにしっかりとした対応が出来る能力を求められるわけですから、おのずと狭き門になっていくのでしょうね。
それにしても今回の事故、初め目にした時、一瞬「テロか?」と思ってしまいました。
今回の事故に関して、調査中と言うことですが、爆発があったということですから、しっかりと原因解明を急いでほしいものです。
全員が無事で本当によかったです。
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タグ:ANA 777 緊急着陸
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