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糖尿病の7歳児に治療をさせず死に至らしめた男が逮捕! [命]

26日、栃木県下野市の自称・祈とう師の近藤弘治容疑者(60)が糖尿病の7歳児に治療をさせず、死に至らしめた殺人の容疑で逮捕されました。


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http://news.livedoor.com/article/detail/10877906/より引用


亡くなったのは糖尿病の今井駿君(当時7歳)で、1型糖尿病に必要なインスリンの注射を中断させ、死亡させた疑いです。


耳を疑いました。


わずか7歳と言う短い生涯でした。


駿君は「1型糖尿病」と診断されていました。


僕らがよく耳にする糖尿病は、一般的に生活習慣が悪かったり、暴飲暴食が原因でなったりしますね。でもそれらに起因して起こる糖尿病は「2型糖尿病」と言って、駿君が患っていた「1型糖尿病」とは異なるようです。


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http://nurse-like.com/%EF%BC%91%E5%9E%8B%E7%B3%96%...より引用


「1型糖尿病」の場合は生活習慣は関係しておらず、膵β細胞の破壊によるインスリン欠乏が原因とのことです。


そのため、1型糖尿病の場合は治療の原則はインスリンを適切に補充することだと言うのです。


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http://imagenavi.jp/search/search.asp?kw=%83C%83%9...より引用


でもまだ病気の事をよく理解し、我慢すると言う事が年齢的にも厳しかったのかもしれませんね。


「どうして僕だけ注射を打たないといけないの」と嫌がっていたとのことです。


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http://www.news24.jp/articles/2015/11/27/07315897....より引用


そんな駿君の切実な訴えが、両親の正常な判断を誤らせてしまったのでしょうか?


藁にもすがりたい両親に「龍神」を名乗る近藤容疑者は「不治の病を治す」などと話し、去年12月に治療を依頼されるわけです。


近藤容疑者は、下野市内で解体業などを営んでいたそうですが、ほとんど営業実態はなく、たびたび奇行を目撃されたりして、近所の人も関わりを避けていたということです。


ご両親は医師の資格もないこの男の民間療法とも言えないような話をなぜ信じたのでしょう?民間療法でも試してみようと考える人はみなさん、治癒した人の体験談や評判等をまずは調べると思うのですが・・・。


どのような経緯で駿君のご両親と近藤容疑者が接点を持ったのかもわかりません。


近藤容疑者は「男児の腹の中には死に神がいて、インスリンでは治らない」とし、インスリンを投与するなどの治療をしないように指示していました。


そして近藤容疑者が行った実際の治療はと言うと「死に神退散」と呪文を唱えたり、体をさすったりしていたと言います。


そのようなとても治療とは言えないような行為で両親から治療費としてあわせて200万円以上を受け取っていたということです。


両親は、今は「龍神に頼んだのは間違いだったと後悔している」と話しているそうです。


他人が聞いたら、どう考えても信用できない話なのですが、子供の命を何としても救いたいと言う強い気持ちが、冷静さを失わせていたのでしょうか?


周囲に冷静な判断が出来る人は居なかったのでしょうか?


そもそもご両親は1型糖尿病という病気そのものをしっかりと理解していたのでしょうか?


駿くんの容体は死亡する3日前から急激に悪化していたそうですが、それでもご両親が病院に連れていくことはありませんでした。


考えられないような行動です。


俗に言う洗脳と言うものなのでしょうか?


死亡する前日に至っても、ご両親が近藤容疑者に「改めて治療をお願いしたい」などと電話で連絡を入れていまます。


近藤容疑者はその際にも、インスリンを投与するなどの治療をしないように指示しています。


両親は駿君の容体が悪化した際に近藤容疑者に相談をしていましたが、近藤容疑者は「私には特殊能力がある。ハンバーガーを食べたり栄養ドリンクを飲んでいれば大丈夫」などと、言葉巧みに両親を信じ込ませていたということです。


近藤容疑者の精神状態に問題はないのでしょうか?


もし精神状態に何らかの問題があり、その上で人にこのように他人を洗脳と言うのかマインドコントロールと言うのかはわかりませんが、信じ込ませる事が出来ると言うのは、本当に恐しいことです。


現在、近藤容疑者が金目的で犯行に至った可能性も視野に捜査をしているそうです。


余罪きっとあるのでしょうか?


またご両親についても保護責任者遺棄致死の疑いで書類送検する方針とのこと。


それにしても何とも悔やまれる事件です。


適切な治療を受けてさえいれば、失わなくてもよかった命です。


病院の関係者の人や学校の先生、カウンセラーの人などの力を借りて、駿君に病気の事をわかりやすく、恐怖心を与えることなく、正しく理解させることが出来なかったのでしょうか?


ご両親が誤った方向に流されていくのを周囲は止めることが出来なかったのでしょうか?


先日の無責任な親の行動で命を落とす子供がいる一方で、子供を救いたいあまりに誤った選択をしてしまい、その事で命を落とす子供もいます。


同じように糖尿病のお子さんをお持ちの親御さんにはショックな事件でした。


親の責任をつくづく感じさせられる事件が続きます。つらいですね・・・。



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タグ:糖尿病
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